象印STAN.炊飯器シリーズ「新型NW-SB10」と「型落ちNW-SA10」の違いをご紹介します。
NW-SB10とNW-SA10の主な違いは4つだけです。
- 米粉パンメニューの有無
- 内ぶたが食洗機対応かどうか
- 発売時期と価格の差
なお、炊飯容量や加熱方式、保温性能、デザイン性はどちらも同じですよ。
どっちがいいのかというと、
グルテンフリーの米粉パンを作りたい人 → 新型NW-SB10
価格を抑えて基本機能を重視したい人 → 型落ちNW-SA10
以上のように選ぶのがおすすめです。
この2機種の違いを、表やスペックの比較とあわせて詳しくご紹介しますね。
▼食洗機対応の便利さや米粉パン機能を重視なら新型がおすすめ
▼価格を抑えて必要十分な機能を求めるなら旧型がおすすめ
新型NW-SB10と型落ちNW-SA10の主な違いは4つ!
象印のSTAN.炊飯器シリーズ「NW-SB10」と「NW-SA10」は、見た目はそっくりですが、実は4つの重要な違いがあります。
炊飯の基本性能は同じでも、搭載された機能や価格、発売時期に差があるので、自分に合ったモデル選びの参考にしてください。
違い比較一覧表
新型NW-SB10と旧型NW-SA10の主な違いを、一覧表で分かりやすくまとめました。
| 項目 | NW-SB10(新型) | NW-SA10(旧型) |
|---|---|---|
| 米粉パンメニュー | あり(発酵・焼き) | なし |
| 内ぶたの食洗機対応 | あり | なし |
| 価格帯(実売) | 約39,000〜44,000円 | 約30,000〜33,000円 |
| 発売日 | 2025年8月24日 | 2020年1月27日 |
最新モデルでは便利な機能が追加されていますが、価格重視なら旧型も十分アリです。
次は、4つの違いを1つずつ詳しく見ていきましょう。
新型NW-SB10は米粉パンメニュー搭載
2025年新型STAN炊飯器「NW-SB10」には、新しく米粉パンメニューが追加されています。
このメニューは「発酵」と「焼き」の工程に対応していて、グルテンフリーの米粉パンを炊飯器で簡単に作れるのが最大の特長です。
パン作りは本来、専用のホームベーカリーが必要ですが、NW-SB10があれば1台でごはんもパンも楽しめるのが嬉しいポイント。
しかも火力を強化した専用モードにより、膨らみにくい米粉の生地をしっかり焼き上げて、もっちり甘みのある蒸しパンのような仕上がりになります。
小麦アレルギーがある人にも優しく、子どものおやつや朝食にもぴったりですね。
一方で旧型のNW-SA10にはこの機能が搭載されていないため、パン作りを楽しみたいなら新型NW-SB10一択です。
新型NW-SB10は内ぶたが食器洗い乾燥機に対応
新型NW-SB10のもうひとつの進化ポイントは、内ぶたが食器洗い乾燥機に対応していることです。
毎回ごはんを炊いたあとに洗うパーツの中でも、内ぶたって意外と洗うのが面倒だったりしますよね。
新型NW-SB10では旧型では非対応だった内ぶたを、そのまま食洗機に入れて洗える仕様になっています。
特に、共働きで時間がない家庭や、家事の手間を減らしたい人にはとっても助かる機能です。
「毎日使うからこそ、お手入れを楽にしたい」という人には、NW-SB10が断然おすすめです。
価格は型落ちのNW-SA10の方が安い
NW-SB10とNW-SA10の価格差は約9,000円〜1万円ほど。
実売価格を比較すると、新型NW-SB10は約39,000〜44,000円前後なのに対して、旧型NW-SA10は約30,000〜33,000円程度で購入できます。
追加された「米粉パンメニュー」や「食洗機対応」の価値をどう捉えるかによって、この価格差が高いと感じるか、納得できるかが分かれそうです。
「とにかくお得にSTAN.シリーズを手に入れたい!」という人には、型落ちモデルのNW-SA10がコスパ的にかなり魅力的ですね。
発売年月日
NW-SB10とNW-SA10の発売日には、約5年の差があります。
- NW-SB10(新型):2025年8月24日発売
- NW-SA10(旧型):2020年1月27日発売
NW-SB10は登場したばかりの新製品なので、今後数年間はサポートも手厚く、家電量販店や公式オンラインストアでも入手しやすい状態が続きます。
一方で、NW-SA10はすでに生産が終了しており、販売は在庫限り。
そのため、保証期間や部品交換対応などのアフターサポートが徐々に終了していく可能性も考慮しておく必要があります。
長く安心して使いたい人にとっては、この発売時期の差もひとつの判断材料になりますよ。
▼食洗機対応の便利さや米粉パン機能を重視なら新型がおすすめ
▼価格を抑えて必要十分な機能を求めるなら旧型がおすすめ
新型NW-SB10と型落ちNW-SA10の共通点
基本の炊飯性能はもちろん、デザインや使いやすさにも共通点がたくさんあります。
- 豪熱沸とうIHの加熱方式
- 黒まる厚釜の内釜(3年保証付き)
- 白米炊き分け3コース
- ベビーごはんメニュー対応
- スタイリッシュなモノトーンデザイン
詳しくみていきましょう。
加熱方式に豪熱沸とうIHを採用
両モデルともに、加熱方式は象印独自の「豪熱沸とうIH」を採用しています。
これは、ふきこぼれを気にせずに高火力で一気に沸とうさせて、そのまま強火で炊き続けるという技術です。
お米一粒一粒にしっかりと熱が伝わるので、芯までふっくらとした炊き上がりになります。
炊飯中の対流もしっかり起きるため、お米の甘みやうまみをしっかり引き出してくれるのが特徴です。
「ごはんがおいしい」と評判のSTAN.シリーズですが、その美味しさの土台になっているのが、この加熱方式といっても過言ではありません。
消費電力・本体重量もほぼ同じ
NW-SB10とNW-SA10は、消費電力や本体の重さといった基本スペックにもほとんど違いがありません。
炊飯時の消費電力はどちらも1115Wで、エコ炊飯1回あたりの消費電力量も175Wh/回と一致。
保温時の消費電力量は新型NW-SB10が17.0Wh/h、旧型NW-SA10が17.6Wh/hとわずかな違いはあるものの、年間で見ると約3円程度の差しかありません。
また、本体重量はNW-SB10が約4.2kg、NW-SA10が約4.3kgと、こちらもたった100gの差。
据え置きで使う家電としては気にならない範囲であり、実質的な使い勝手には影響がないといえるでしょう。
白米炊き分けは3コースに対応
どちらのモデルも、白米の炊き加減を「ふつう・やわらかめ・かため」の3コースから選べる機能を搭載しています。
これは、家族の好みや料理に合わせて炊き分けができる便利な機能。
炊飯器におまかせで炊き加減が調整できるのは、忙しい日常にうれしいポイントです。
ベビーごはん(離乳食)メニュー対応
NW-SB10とNW-SA10の両モデルには、赤ちゃんの離乳食を手軽に作れる「ベビーごはん」メニューが搭載されています。
この機能は、赤ちゃんの成長に合わせて4段階のかたさを選べるのが特徴。
さらに一度に数食分作れるため、まとめて作って冷凍保存することもでき、忙しい育児の手助けになります。
象印の炊飯器の中でも、この機能があるのはSTAN.シリーズだけ。
離乳食作りのハードルをぐっと下げてくれる、子育て世代にうれしいポイントです。
デザインもほぼ同じ
NW-SB10とNW-SA10は、どちらもモノトーンで洗練されたスクエア型デザインを採用しています。
シリーズ名の「STAN.」が表す通り、「あなたの暮らしにスタンバイ」をコンセプトに、生活空間に自然と馴染む落ち着いた佇まいが魅力。
カラーはブラック(BA)とホワイト(WA)の2色展開で、キッチンの雰囲気に合わせて選べます。
「デザインはそのままに、必要な機能だけを選びたい」という人にとって、見た目の統一感はうれしいポイントです。
▼食洗機対応の便利さや米粉パン機能を重視なら新型がおすすめ
▼価格を抑えて必要十分な機能を求めるなら旧型がおすすめ
新型NW-SB10がおすすめな人
NW-SB10は、便利な新機能が追加されたことで、暮らしをより快適にしたい人に向いています。
特におすすめしたいのは、以下のような人です。
- グルテンフリーの米粉パンを自宅で作りたい人
- 食洗機でお手入れをもっと楽にしたい人
- 予算に余裕があり、最新機能に価値を感じる人
特に注目したいのが、「米粉パンメニュー」です。
米粉の生地は膨らみにくく調理が難しいと言われますが、NW-SB10では火力と加熱時間を最適化したことで、ふっくら・もっちりとした蒸しパンのような米粉パンが焼けます。
さらに、内ぶたが食洗機に対応しているため、毎回の手洗いの手間を減らせるのも大きなメリット。
子育て中や仕事で忙しい人にとっては、時短や家事負担の軽減につながります。
「どうせ買うなら新しい機能付きがいい!」という人には、間違いなくNW-SB10がおすすめです。
▼食洗機対応の便利さや米粉パン機能を重視なら新型がおすすめ

旧型NW-SA10がおすすめな人
NW-SA10は、機能がシンプルで価格が抑えられているため、コスパ重視の人や追加機能が不要な人におすすめです。
- ごはんの基本性能だけで十分という人
- 炊飯器にあまりお金をかけたくない人
- 米粉パンや食洗機対応に魅力を感じない人
NW-SA10は、米粉パンメニューや内ぶたの食洗機対応といった新機能はありませんが、炊飯の基本性能は新型NW-SB10と同じです。
「豪熱沸とうIH」や「うるつや保温」など、日常的に使う機能はしっかり搭載されており、ごはんの美味しさには遜色なし。
価格はNW-SB10より約9,000円〜1万円ほど安く手に入るため、少しでも出費を抑えたい人にとっては大きなメリット。
在庫限りではありますが、「型落ちでも十分使える高性能炊飯器が欲しい!」という人には、NW-SA10がベストな選択肢になります。
▼価格を抑えて必要十分な機能を求めるなら旧型がおすすめ

象印STAN炊飯器に関するよくあるQ&A
象印STAN炊飯器NW-SB10とNW-SA10のよくある質問に回答していきます。
NW-SB10とNW-SA10の炊きあがりのごはんの味に違いはありますか?
いいえ、ごはんの炊きあがりに関する基本性能は同じです。
両モデルとも「豪熱沸とうIH」や「黒まる厚釜」などを搭載しており、芯までふっくらとした美味しいごはんが炊けます。
NW-SB10の「米粉パンメニュー」はどんな人におすすめ?
グルテンフリー生活をしている人や、小麦アレルギーがある人に特におすすめです。
また、手軽に米粉パンを焼きたい人、ホームベーカリーは置きたくないけれどパンも楽しみたい人にも最適です。
NW-SB10の食洗機対応はどの部分?
新型NW-SB10では「内ぶた」が食洗機対応となっています。
炊飯のたびに洗う必要のある部品なので、食洗機対応はお手入れの時短につながります。
旧型NW-SA10はもう販売終了していますか?
NW-SA10はすでに「型落ちモデル」となっており、現在は在庫限りでの販売です。
家電量販店や通販サイトなどで在庫があるうちに購入するのがおすすめです。
NW-SA10とNW-SB10でサイズや設置スペースの違いはありますか?
いいえ、外形寸法や炊飯容量などはどちらも同じです。
幅23.5cm×奥行29cm×高さ19.5cmで、コンパクトな設計になっています。
NW-SA10とNW-SB10の違い比較まとめ
象印の炊飯器「NW-SB10」と「NW-SA10」の違いを比較しました。
主な違いは、
- 米粉パンメニューの有無
- 内ぶたの食洗機対応
- 発売年による価格の違い
この違いのみで、炊飯容量やおいしさ、デザイン、サイズなどの基本性能はどちらも同じです。
便利さや付加価値で選ぶならNW-SB10がおすすめです。
価格を抑えて必要十分な機能を求めるならNW-SA10がおすすめです。
「自分にとって必要な機能はどっち?」と考えて選ぶのもいいかもしれませんね。
▼食洗機対応の便利さや米粉パン機能を重視なら新型がおすすめ
▼価格を抑えて必要十分な機能を求めるなら旧型がおすすめ
